はじめてのキャラスタジオ!

はじめてのキャラスタジオ!

第一回 キャラスタジオをさわってみよう!

はじめに

はじめまして。永遠の最底辺プレイヤー、三島こねこと申します。
まずはこのHPを訪れた紳士淑女の皆様に、ようこそ底なし沼へと歓迎の意を。

さてだらだらとした前置きは誰も望んでおりますまい。さっそく本題に移ります。
皆様がこのHPを訪れたのは、やる気満々であるのと同時にこんな不安を抱えているからではありませんか?

何からやったらいいのかさっぱりわかんね~~~~!!!!!!

わかります。わかりますとも。
沼から「テクニ~ック」と亡者の鳴き声は聞こえてくるのに、その沼にどう落ちたらいいのかは誰も教えてくれませんよね。
今回はそんなやる気と性欲を持て余している各々方に、底なし沼への第一歩だけを案内させていただきます。

初心者が最も注意すべきこと

仰々しい見出しですが注意すべきはたった一点、それもとてもシンプルなことです。

最初から自分でなんとかしようとするな!

はいこれだけ。それ以外はな~~~んにも心配しなくていいです。
とはいえこれだけだと頭ごなしに「諦めろ!」と言っているように誤解されてしまうので、すこしだけ説明しますね。

大前提として皆様が口にするシーンデータを作るという行為には、大雑把にいくつかの種類とステップが存在します。

一例としてキャラクターの配置だけでもこんな具合。

STEP
ひたすらプリセットポーズを撮影する

ゲーム内に事前に用意されているプリセットポーズを四方八方から撮影する段階。かなりのハイペースで飽きる。

STEP
シチュエーションを整える

マップやアイテムをキャラクターの周囲に配置してシチュエーションを設定する。
一般にシーンデータとされるのはこの段階から。

STEP
ポーズを調整・自作する

FK/IKと呼ばれる機能を用いて、より自分好みのポーズをキャラクターに取らせる。
これができるようになると複数キャラクターでの絡みも自由自在に。

これは細分化しようと思えばいくらでも細分化できます。
そのうえ一見簡単そうなこのステップアップ、実は相当の慣れがいる。私見ですがSTEP3に進めないままに挫折したプレイヤーは七割を超えるんじゃないでしょうか。そのうえさらに全部自作するというのは、最初の課題にはかなりの無理難題です。

ですから、このステップアップはこの際無視しましょう。

「いいのかそんなことして!?」

いいんです。楽できるならした方がいいんです。

だってこれ、ゲームですから。

どこにそんな無理をする必要がありましょう。

さあ皆さんそのお手元のメモを置いて、右手をマウスに。
偉大な先達のシーンデータを使って、お手軽にキャラスタジオの楽しさを知るところからゲームスタートです。

表情を変えてみよう!

キャラクターの表情はコイカツにおいても重要な要素です。

気の強いキャラクターが弱々しく泣きますか?
気の弱いキャラクターがガンキマリの目で吠えたてますか?

キャラクターに解釈違いの表情をさせるのはどうにかして避けたい。
しかしそれは見方を変えると、表情を編集する技術さえあればコイカツを楽しむのに十分であることを意味します。

そこで第一回のメインテーマは表情の編集方法
さあ皆様、楽しみながらひとつひとつ進めていきましょう。

こちらの画像はとあるシーンデータをロードした時点のものです。
ここで初心者が覚えるべきはたったの二点今回他は無視します

① コントロールパネル

各種オブジェクトの呼び出しからセーブ・ロードまでを行う最も使用頻度の高い場所。
ただしここも今回説明するのは必要最低限の機能だけ!正式名称誰か教えてください!

②ワークスペース

最初のうちはどのオブジェクトを編集するか選択する場所くらいに考えてください。
緑色になっているのが編集対象のオブジェクトですよ!

この二点を押さえておけば表情を編集するのになんの支障もありません。

【実践】表情を編集する方法

STEP1 キャラクターを選択する

最初にワークスペースに注目してください。
ここでまず留意すべきはワークスペースのアイテムの色分けです。

灰色 ☞ 基本的なオブジェクト。クリックすることで編集対象が切り替わる

緑色 ☞ 現在編集しようとしているオブジェクト。Ctrl+クリックで複数選択も可能

黄色 ☞ 複数のオブジェクトが内包されているファイル。クリックで展開/圧縮

手慣れたスタジオクリエイターさんはこの際黄色のファイルがやたらと多くなっていたりもしますが、その際は観念してお目当てのキャラクターが出るまでひたすらクリック!

変更したいキャラクターの名前が灰色から緑色になれば編集の第一段階は完了です。

STEP2 キャラクターを変更する

次はコントロールパネルにご注目。
add・anim・sound・systemの四項目から構成されていますね。

キャラクターの変更はこのaddの項目から行います。

今回は編集対象のキャラクターが女性区分なので add⇒女キャラと選択。右図のキャラクター選択画面を表示させました。こちらでもワークスペース同様、選択したキャラクターの項目は表記が灰色から緑色に変化します。

さあ、お目当てのキャラクターは選びましたか?カーソルを移しても項目は緑色のままになっていますか?
それではキャラクター画像下にあるキャラ変更のボタンをクリックしましょう。結果は次のとおり。

ね?簡単でしょう?

STEP3 表情を編集する

ここでコントロールパネルをもう一度操作します。

このままワークスペースにはノータッチ。編集対象をキャラクターから変更しないままanim ⇒ キネマ ⇒ 眉・目・口 の順にクリックして、右図の編集画面を表示してください。キャラクターの表情は基本的に眉・目・口の三項目から構成され、それぞれが独立した編集対象として存在しています。

つまり本来笑顔や泣き顔のような表情のプリセットは存在しません

とはいえ身構える必要はありません。
表情の編集方法は各項目に配置されている矢印ボタンをポチポチとクリックするだけ。

それだけで眉・目・口の状態が変化するので、大雑把な表情であれば誰でもたやすく完成させることができます。
ちなみにこの際各項目の番号は揃える必要はありませんし、目と口の開き具合はスライダーによって微調整可能です。

編集前

編集後

これをチョチョイと操作してやるとブチギレていたあの女の子の顔も、

この通り!皆様もこれで表情の編集は一人前です!

【応用】その他の編集項目に関して

ごめんなさい。本当のことを言うともうふたつほど覚えないといけない操作方法があります。
しかし複数の操作を一度に履修するのは効率的ではありません。ここから先は各自余裕のできたところでお試しを。

① 状態操作

キャラクターを選択した状態で add ⇒ 状態 と選択すると出てくるこちらの画面。
ここはキャラクターの着衣状態を編集したりするものなのですが、その中には表情の編集に関連するものもいくつか含まれています。

具体的には頬の状態・涙の状態・汗の状態・よだれの有無の四項目です。

  • 頬 ☞ 頬赤のスライダーをドラッグすることで赤面の程度を調整する。
  • 涙 ☞ 四段階の涙LvTearsのボタンによって涙の程度を調整する。
  • 汗 ☞ 四段階のsweatのボタンによって汗の程度を調整する。
  • よだれ ☞ 二段階のDroolのボタンによってよだれの有無を調整する。

これらすべての編集項目は状態その他の欄に格納されています。
一見して見つからない場合は、画面をスクロールすることで該当項目を探しましょう。

②視点操作

anim ⇒ キネマ ⇒ 視線と選択したこちらの画面ではその名の通り、キャラクターの視点を四種類の方法から編集することができます。

  • 正面 ☞ 真正面を向くように自動調整する
  • カメラ ☞ カメラ目線になるように視点を自動調整する
  • そらす ☞ カメラから逃げるように視点を自動調整する
  • 操作 ☞ 視点を直接操作で編集する
  • 固定 ☞ 正面・カメラ・そらすで自動調整した視点に固定する

なお現時点で視点を直接編集するのはオススメしません。
詳しくは今後の記事で解説しますが、オブジェクトの座標の編集はなかなかにクセが強く、最初の頃は難儀しがちだからです。キャラスタジオに慣れないうちは、視点の編集もワンクリックで済ませてしまいましょう。

まとめ

今回の記事の要点

・編集するときは対象が緑色になるようにクリック!

・表情の編集はanim ⇒ 眉・目・口の項目から!

・最初はモチベーション最優先!絶対に無理をしない!

表情の編集編、いかがでしたでしょうか。
まずは自分のペースで操作に慣れていきましょう。

それでは今回はここまで。また次回の記事でお会いしましょう。