◆キャラメイクする時、何考えてるの?(擬人化を例に)◆

■導入

昨今の何でも擬人化される風潮の中、みなさん如何お過ごしでしょうか?
おち〇こ出てたりしますが、私は元気です。
元々は『コイカツ』を「艦これ」のキャラクター再現から始め、長らく版権キャラの作成に勤しんできた
筆者(もいもい)ですが、最近発売された『ハニカム』では動物や食べ物等の擬人化にハマっています。
ハニカムではカワイイ子がより作りやすくなっているので、これは擬人化の大いなるチャンスですね。





一番最初に作った『天津風』は粗が目立つ・・・

さて、この記事では筆者がキャラメイクをする際にどんなことを考えて
実践しているのかを擬人化作品を例に説明していきます。
擬人化に興味がなくてもキャラメイク、版権再現にも役立つような内容であると思うので、
最後までお付き合してもらえればと思います。
皆様のキャラメイクに少しでも参考になりますように。

■ターゲットの選定

擬人化のターゲットですが、もうこれは何でもよいと思います。
それこそ動物や食べ物だけでなく、地形や現象に至るまで無限の可能性があります。
(例えば『フィヨルド』ちゃんとか『ドップラー現象』ちゃん、『ガルバニー電流』ちゃんとか作れるはず)

今回はキャラのパーツ調整の方をメインにするので、ターゲット選定の詳細は省略し、
最近作成した「サーティ〇ン アイス」の『大納言あずき』ちゃんを説明の対象にします。



人気は無いけどおいしいよ?

敢えて選定の理由を言うなら、食べたかったからです(真顔

■ターゲットへの知識

何かを擬人化しようとする時(版権キャラ作ろうとする時も)、それに対して知識が当然必要となります。
『大納言あずき』の場合、私はトリプルの1段目から3段目までを全て『大納言あずき』にするくらい好きなので
(すみません、ウソつきました)
イメージは湧きやすかったです。




みんな大好き『大納言あずき』!

まずは資料集めから始めます。今回の場合はアイスの画像を少し収集するだけで済みましたが、
版権キャラの場合は多様な角度からの姿、服装、表情の画像を収集するだけではなく、
そのキャラが登場するアニメやマンガをなるべく読むようにしています。
キャラの特性、性格、バックグラウンドを知ることで、それを各パーツに反映させることができるからです。

■キャラ作成のはじめ(全体のイメージ検討)

まずやることは全体のイメージの検討です。

母性溢れる巨乳美女にしようかなとか






ママぁ~
 

黒髪おさげ地味巨乳メガネにしようかなとか






脱いだらスゴい

やっぱり、くっ殺巨乳女騎士風にしようとか






くっころ~♪

そういうことです。

『大納言あずき』はやさしい甘さがありながら小豆はしっかりと味わえる、そして何より和の物です。
なので、下の画像のように考えていました。

ワンセンテンスで表現すると、
 『和風で小さくてカワイイ、控え目だが、小豆の優しい香りがしてくるような女の子』を作りたいとなります。

で、この路線なんですが、結果として途中で変わってしまってもよいと思います。
版権キャラだとそうはいかないけど、そこはオリジナルキャラ
例え路線変更しても好きなように最終的に自分で満足できるものが作られればよいかと。

■各パーツをどのように決め、調整するの?

では、以下に各パーツの選定や調整をどのように行っていったかを記載していきます。
ここでは代表的なパーツについてのみ記載をしていて、
実際には無数ある設定項目についてテーマに沿った設定となるようそれぞれ調整を加えています。

 <①髪型>

 髪色:アイスの色の割合を意識して、アイス本体の色を髪のメイン色に、メッシュをあずき色に設定

 後ろ髪:アイスの形状と和風を意識して尖りやハネがないもの、セミロングくらいの長さということで
    「ストレートボブ」を選択

 前髪:一番印象に影響するので迷ったが、メッシュのバランスがよい「ぱっつんエムバング」を選択

 エクステ:お団子かWお団子で、よりカワイイ系統のWお団子にしました。
      Wお団子については意図的にメインとメッシュの色を逆にしています。
      比較すると分かりますが、その方があずきの主張があり、バランスも良くてカワイイです。

そのままだとバランスが悪い
最終的にこれになった

 ハイライト:丸み重視で丸いのにしました。ハイライトはかなり大きく印象が変わる項目
       特に今作は影響が強そう

 <②体型>

 肉感:丸みということでポッチャリで強めにしました。

 胸:貧乳の方が似合う向きもありましたが、そこはアイスクリーム
   たいていのアイスは乳成分が入っています。
   『大納言あずき』はミルクがメインではないので、胸はあるけど控え目という形にしました。
   また、上下角度は下向き、位置も下寄りにしています。
   (上向き、上の方にすると気の強さみたいなのが前面に出る)

上向きの強気パイ(が好きだけど・・・)
ここは下向きのやわらかパイ

(参考)乳成分が入っていないためカチカチな『あずきバー』先輩

 乳首:あずき色にしました。
    【絶対に負けられない戦いが、ここにある】

 陰毛:大縦長(縦に細長いやつ)にしました。一番エッチだったから
    こういうところで小豆の存在感を出したいと思い、そうしました。

 <③顔パーツ>

 目:優しい感じにするため、丸に近い形に調整

 目のハイライト:明るすぎると元気、強気に見えるのでちょっと薄めに

 まつ毛:丸に合い、カワイイ感じのまつ毛を選択

 眉:これはもう最初から決まっていて小豆を連想させる丸眉にしました。
   角度を50度以上にすると困り眉になり気弱な感じになりますが、小豆のしっかり感を出すためそうはしませんでした。
   また、近づけすぎると「のじゃロリババア(好物)」味が出てしまうので、適度に間隔を空けました。

困り眉もカワイイ
のじゃ~!!

 チーク:地味さ、丸さ、芋(豆)っぽさを出すため、色味、形をそのようにし、幼さを出すため位置は下げ目にしました。

 <④プロフィール>
 
 性格は予定通り弱気に、メンタルは今のところ詳細が分からないのでそれっぽいものを選択しました。

 <⑤服装>
 
 その子の姿形、性格にあった服装をということで、和風な服があれば良かったのですが、
 なかったため、確実に可愛くなるであろう学生服と、ギャップの可愛さを狙ってノースリーブニットにしました。
 特に擬人化の場合はテーマカラーのような色があれば服装にもメインとして取り入れ、
 他の色味はワンポント等で使うのが無難かと
 ギャップのある服装をさせるのも良かったりするので、固定観念に囚われず選ぶとよいかもしれません。






大人っぽいのもまた良き

■完成!と思っても?

キャラクターが出来た!と思った後、ちょっと時間を置いてみるのは良い事です。
寝て起きてから再度確認すると、色々と改善点が見つかったりするので。
今回、『大納言あずき』ちゃんについては作成→即画像公開しましたが、
翌朝に、「あ、和服ないならワンピみたいなのにすればいいじゃん」となりました。

さて、こんな感じで完成です!

『和風で小さくてカワイイ、控え目だが、小豆の優しい香りがしてくるような女の子』が出来上がりました! 

(参考)カードを公開する場合にやっていること

筆者の場合、自分の中での完成満足度が80%を超えていないものは公開の対象としません。
公開の対象とした場合は、色々なポーズを取らせたり、本編での動作確認、
フリーHでの動作確認を行い、H時にパーツが残っていて興ざめする感じになっていないか、
表示が破綻していないか等をチェックし、OKなら公開しています。

最後に

思うまま書いてきましたが、まとめると以下のようになるかと

 ①まずテーマを決めたら情報収集を行う
  (文章・画像の収集、作品を視聴、他人が作ったキャラを参照等)

 ②各設定をテーマに沿って調整していく
  (各設定をどのようにいじればよいのかというのは他人のキャラを参考にしたり
   自分でスライダーを動かしたり、キャラ作成の経験を積んでいくことが肝要かと)

 ③出来たと思っても時間を置いて見直してみる

②については、そのうち慣れてくると、より最初のイメージに対して、
何をどう調整すれば良いかが分かってくるようになるかと思います。

また、キャラ作りでドツボに嵌ったら一旦離れてみるのも大事です。
リラックスしている時、他の事をやっている時に良案が浮かんだりするので。
趣味でやっているので楽しんでやりたいですよね。

最後まで読んでもらい、ありがとうございました。
多少なりとも参考になったでしょうか?

あー、『大納言あずき』食べたくなってきた。。。(そっとハニカムを起動)

~~ おしまい ~~