透視シーンの作り方

透視シーンの
作り方

マテリアルエディタを用いた
   オブジェクトの透過方法

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前書き

漫画やアニメでは現実にはない不思議なアイテムが出てきますよね。
例えば「服や物が透けて見える眼鏡」なんかは憧れる方が多いのではないでしょうか。
何を隠そう私もそのうちの一人でコイカツのスタジオにてそういった物が作れないかと試行錯誤をしておりました。
結果、マテリアルエディタを用いることでそれっぽい表現が出来たので今回はそのやり方について紹介してみます。
今回マテリアルエディタでレンダーキューという項目を弄るのですが、これらに関しては私もあまり理解できておらず不正確な内容があるかもしれませんがご容赦ください。

マテリアルエディタとレンダーキューについて

今回紹介する方法ではマテリアルエディタでレンダーキューという数値を弄ります。
レンダーキューとは描画される順番のことだそうでこの数値が小さいものから優先して表示されるといった感じみたいです。
前述のとおり詳しいことはよく分からないのでとりあえずマテリアルエディタを使って「透視メガネ」を作ってみましょう。
ちなみに私は翻訳を適用していないので翻訳されてる方と表示が異なると思いますがその辺は雰囲気でお願いします。

アルファ(透過)系シェーダーの適用

「透視メガネ」を作るにあたり、まずは適当なメガネアイテムを用意しましょう。今回は試しに「スクエア」という眼鏡のアイテムを配置してみますが…見ての通りレンズの部分が白くなっていて服どころか前も透けて見えません。なのでまずレンズの部分を透明にしていきたいと思います。ワークスペース画面下にある「Mat Editor」ボタンでマテリアルエディタを起動しましょう。

スクエアを選択してマテリアルエディアを開くとこのような画面が表示されます。項目が多くて混乱しそうですがレンズと書かれたところにシェーダーの項目があるのでここで距離によって透けるシェーダー「Custom/AlphaDependlingDistanse」を選んでみましょう。

レンズの部分が半透明になり前が見えるようになりました。
次にレンダーキューという項目に注目してみると3000という数値となっていることがわかります。
では次は女の子の水着についてマテリアルエディタで見てみましょう。

左の女の子を選択して水着のレンダーキューを見るため右上からブラの項目を選択します。
するとレンダーキューが2450となっていることが分かりますね。眼鏡のレンズの値が3000だったので水着はレンズより優先されている状態なわけですね。ではこのレンダーキューの値を3000より大きくするとどうなるかというと…

こうなります。レンズを通して見ると水着が表示されなくなりまるで透視しているかのようになるわけですね。

まとめ

説明は以上となります、今回は眼鏡で女の子の水着を透かしてみましたが「透明のオブジェクトを用意する」→「レンダーキューを透かしたいオブジェクト>透明のオブジェクトにする」で大体のものが透過できると思います。
ただトップスに関しては着用しているときに服の中が表示されてないみたいなので透かしても残念なことになるっぽいです…

ちょっとした応用例

カメラアイテムに適用

一部のアイテムだけ透かす

カメラアイテムの前に透明オブジェを置くと透けるカメラに
(現実でそんなカメラを使うと犯罪なので真似しないように)

これは半透明の水着(5000)と不透明な水着(6000)の水着を重ね着させて5001~5999のキューブで不透明な水着を透かせてます

以上です、今回はスタジオでのやり方を紹介しましたがキャラメイク画面でもマテリアルエディタは開けるので同じことができると思います。では良き透け透けライフを~

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