モーショントレースギミック
初めに
二遊間です、閲覧ありがとうございます。以前こちらでnodes constraints(以後NCと表記)の基本的な使い方について記事を書かせていただきました。今回はNCを使うとこんなことができるよという一例を紹介したいと思います。
モーショントレースについて
スタジオには用務員さんやモブといった人型キャラのようなアイテムがあります。こういったアイテムはanim→FKを有効とすることでFKスフィアが表示され動かすことができるのですが、キャラと違ってanimの項目からポーズやアニメーションを選ぶことができないので歩かせたり走らせたりすることができず、またIK操作もできない思うように動かすのが難しいと思います。
私の場合、こういう時にどうしているかというとNCを用いることでキャラの動きをトレースさせています。
nodes constraintsで各関節を親子付けする
FK操作では各関節スフィアの角度によってキャラの体勢が決まるので、別のキャラでも全ての関節の角度が一致すれば同じポーズとなるわけです。それを踏まえた上でちかりんをＦＫ操作、用務員さんのＦＫをＯＮにして少し大変ではありますがちかりんの頭を親→用務員の頭を子、ちかりんの首を親→用務員の首を子と全てのFKスフィアを親子付けしていきましょう。(一気にやる方法ご存じでしたら教えてください、また指の関節までは面倒なので今回はしていません)
今回はちかりんを親に用務員の関節の角度のみが追従すればよいのでチェックを付けるのはLink rotationのみでOKです。全ての親子付けが完了するとこんな風に用務員さんがちかりんと同じポーズをとるようになります。ここまでくればあとはちかりんに好きなポーズやアニメーションを取らせるだけ、用務員さんがその動きをトレースしてくれます。
ちかりんとセクシーポーズ
関節補正の関係か用務員さんには厳しいポーズも
完璧にとはいきませんがこのようにアニメーションの動きもトレースすることができます。
終わりに
以上です、今回は用務員さんを例にモーションをトレースさせましたがロボットなんかにうまく使うとカッコいいロボットバトルのシーンなんかが作りやすくなるかもしれませんね、では良きコイカツライフを～
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